ロボット掃除機ルンバの日々のメンテナンス
ロボット掃除機ルンバは、床を掃除してくれるものの、ルンバそのものは奇麗になりません。掃除をすることで、逆にルンバは汚れていきます。
そのため、日々、ロボット掃除機ルンバを奇麗にする必要が出てきます。
目安としては、ゴミの処分は出来れば毎回、その他細かい掃除は1週間に1回くらいを目安にすると良いでしょう。
メンテナンスをしないことによるデメリット
具体的に、メンテナンスをしないことで発生するデメリットを紹介しておきます。
ゴミの吸い込みが弱くなる
ゴミを大量に残したまま稼働させると、だんだんと吸い込みが弱くなります。ゴミが収納できるスペースにゴミが入らず、逆に入ろうとしたゴミが集まり、塊を床に落としてしまうこともあります。
落下防止センサーが無効になる
段差から落ちるのを防ぐための落下防止センサー部分が汚れていると、段差からロボット掃除機ルンバが落ちてしまう事もあります。
落ちた先の段差が低めであれば、落ちてもこわれませんが、階段などで落ちると、そのまま下の階まで転がり落ち、壊れる可能性もあります。
自動充電ができなくなる
ロボット掃除機は自動的に掃除をした後は、これまた自動に充電装置に行き、充電してくれます。しかし、ルンバ自体の掃除を怠っていると、この機能がうまく働きません。
自動充電装置の近くまではいくものの、うまく充電装置に入ることができず、その周辺を行ったり来たりして何度もチャレンジします。
ロボット掃除機ルンバのメンテナンスのポイント
ここではいくつかのメンテナンスのポイントを紹介します。
まずはある程度使用しているルンバの裏側を見てみましょう。
結構汚れており、また、下の方のタンクからゴミがはみ出しているのが分かるかと思います。この状態になると、さまざまな不都合が出てきますので、これを奇麗にしていきます。
ゴミタンク
できればほぼ毎回奇麗にしておきたいのが、このゴミタンク部分です。
まずは本体から取り外しましょう。
すると、黒いゴムの部分や、赤い部分が汚れているのがわかります。
まずは中に入っているゴミを取りだしてゴミ箱に捨て、続いて黒ゴムの部分を拭いていきます。
この拭くときは、もし床掃除も合わせてするのであれば、床掃除が終わった後のペーパーやぞうきんなどで拭くと、手間が減って良いと思います。
奇麗にし終えると、次の掃除の時もしっかりと床を奇麗にしてくれます。再び嵌め直して次回の掃除に備えましょう。
ごみ吸い取り部
ゴミを吸い取る部分も汚れが酷くなる場所です。さすがに頻繁に掃除する必要はありませんが、汚れたと思ったら積極的に掃除しましょう。
この緑色の部分の中身は取り外すことが出来ます。ゴミタンクを先に外しておき、そして黄色いレバーを両方とも動かすと、緑のケースを外すことができます。後は、中にあるローラー2種類を取りだし、掃除します。
ローラー部分は水洗いをしてもかまいません。軽く拭いた後、水洗いしましょう。
最後に、元の位置に嵌め直し、メンテナンス終了です。次回から、より快適に掃除してくれるでしょう。
自動充電装置部
この部分の清掃を怠ると、せっかくのロボット掃除機機能をうまく使えないというほど問題の多い場所です。
赤い色で囲まれた部分は、充電装置に接触すると充電することができる場所です。ここが汚れていると、充電器の傍にいっても充電できずに、その場で右往左往することになります。
この部分だけの掃除でしたら、親指で軽くこする程度で奇麗になります。うまく充電機にセットされず、DOCKボタンが点滅して移動しているようでしたら、一度この場所の掃除を行いましょう。
また、充電器側のポッチの部分も奇麗にしましょう。もっとも、こちらはあまり汚れない場所ですので、あまり意識する必要はありません。
落下防止センサー
段差がある場所で使用する時は必ず奇麗にしておきたい場所です。特に高度差のある段差の場合、ロボット掃除機が落ちて壊れる可能性もあります。
掃除する部分は充電に使う場所の真上の2箇所と、あとはタイヤの近くにそれぞれ2箇所の、合計4箇所です。ただ、特に掃除しておきたいのは上の2箇所です。
この部分は、濡れたティッシュなどでさっと拭くだけで奇麗になります。親指などでなぞってもかまいません。
なお、ここの清掃が億劫で、なおかつ段差から落ちるのを防ぎたいという人は、ウォール機能のある周辺機器をうまく活用しましょう。
タイヤ部分
タイヤ部分も汚れが付きやすい場所です。車輪そのものはもちろん拭いて奇麗にしたいのですが、タイヤそのものだけでなく、赤い囲いの場所も汚れやすい場所の一つです。この場所は押し込むことでタイヤを奥に押すことが出来ます。その隙間に汚れが溜まります。
ただ、この場所を掃除する上で注意したいのは、手を挟まないようにする、ということです。そのため、無理に奥まで奇麗にしようと思わず、表面上だけさっと拭くというのでも良いでしょう。
本体全体を清掃
本体全体も、軽く拭いておくとよいでしょう。特に、壁にぶつかる部分は、掃除して置かないと壁を汚すことになります。他の場所の掃除と共に全体をさっと拭いておきましょう。